突然ですが、第3子を妊娠しました(*^^*)
40歳での自然妊娠。出産時は41歳になります。
この記事では、妊娠検査薬での妊娠陽性反応から1週間後に、婦人科を受診した際の医師とのやり取りを記録として残します。
- 40代の自然妊娠率ってどれくらい?
- 40代の流産率を知りたい
- 40代で出産する子供のリスク
- ダウン症(染色体異常)検査の種類と費用
- 出生前診断における日本の現状
について書きます。
もくじ
40代の自然妊娠率は3~5%程度
若いときは高確率ですると思っている妊娠。
実は、1回の排卵周期で妊娠できる確率は、20代でも30%程度。1年間では80%が自然妊娠することが知られています。
- 30代後半で10%
- 40代前半で3~5%
- 45歳では1%
体外受精など行わない40代の自然妊娠率は、低い・・これは「妊娠はほぼ無理だよね」と思っていました。
40代の流産率は、約35%~
さらに妊娠できたとしても流産率も上がるのが40代の妊娠。
- 35歳では20.1%
- 40歳では34.6%
- 45歳では63.2%
と言われています。
特に40代の妊娠では染色体異常が起きるリスクもあがり、妊娠中の母体へのリスク、分娩時のリスクなどもろもろ高リスク。
40代の妊娠中・分娩時のリスク
- むくみ
- 蛋白尿(たんぱくにょう)
- 高血圧
- 妊娠高血圧症候群
- 妊娠糖尿病など
特に「妊娠高血圧症候群」は、胎児の発育不全や機能不全へのリスクがあるので気を付けたい。
高齢出産のリスクは、母体への負担はもちろん、子供の染色体異常が増えるリスクが心配。中でも染色体の本数が1本多いことで起こるダウン症候群が挙げられます。
妊娠中にできるダウン症検査の種類と費用
妊娠中にできる染色体異常の検査は以下の2つ。
- 出生前診断(血液検査)、約20万円
- 羊水検査(お腹に針を刺して羊水を取り出す)、10万円ほど
ダウン症候群検査のメリットデメリット
出生前診断のメリット
- 血液検査なので手軽にできる
- 35歳以上で、希望すれば受けられる
出生前診断のデメリット
- 費用が高額(20万円くらい)
- 確率が曖昧(800分の63とか)
羊水検査のメリット
- 確定診断
- 検査費用が10万円と出生前診断より安い
羊水検査のデメリット
- お腹に長い針を刺す
- 300人に1人の確率で流産する
ダウン症検査における日本の現状
出生前診断も私が通っているクリニックでは、データをアメリカに送って検査してもらっているそう。
医師:日本は完全に出遅れていて、普及させる気が国にない。だから足元を見られて検査費用も20万円くらいと高いまま・・。
もちろん、探せば数万円の出生前診断もあるかもしれません。
ただ、私が今通っているクリニックの医師が勧める検査は確率が日本のデータと合っているので、誤差が少ないとして勧めているそうです。
ダウン症児が減っていない理由
医師によると、「染色体異常の検査が導入された後もダウン症児は減っていない」そう。
羊水検査後にダウン症の確定診断が陽性の場合は、90%以上の人が堕胎しているのに、です。
理由は、20代の妊婦さんがダウン症検査を受けないから。
年齢別、ダウン症候群の子供が産まれる確率
- 35歳以上は80分の1でダウン症候群の子供が産まれる
- 45歳以上では10人に1人
- 20代では2000人に1人
*クリニック医師による説明
20代の妊婦さんはダウン症の子供を産むリスクが2000分の1。なので出生前診断を医師に勧められることもありません。家族や兄弟・親戚にダウン症候群の人がいれば心配で受ける20代妊婦さんもいるのかな。
結果として、20代の出産では、ダウン症候群の子供を妊娠している事実を知らないまま出産することになります。日本にダウン症候群の子供が減らない理由はここにありました。
ダウン症候群の子供を産まない人が多い理由
羊水検査でお腹の赤ちゃんが「ダウン症候群です」と確定診断受けた場合、90%以上の確率で堕胎するそうです。
染色体異常が原因なので、心臓や臓器に異常が出たり、知能に発達の遅れがあったり、見た目でダウン症候群だと分かりやすかったり・・
医師:ダウン症候群でも特別な才能がある人もいるし、心臓が悪ければ治療をする。昔のように10歳まで生きられないということはない。大体55歳くらいまでは生きれるんですよ。
もちろん、死産の可能性もあれば心臓の手術が間に合わないかもしれない。でも昔のように放置することはない。
医師:羊水検査でダウン症です、と確定診断を受けたらほぼ100%、皆さん堕胎されます。出生前診断と違って確定診断だからね。ごく稀に、本当に稀に産みますっていう人がいるけど稀。
そして、どちらの選択が正しいということもできない。これは本当に難しい。誰にもどちらが正しいかは決められない。
参考:わが子がダウン症だったら?― 出生前診断を受けた夫妻の選択
普段は淡々と会話が終わる医師ですが、熱く語ってました(笑)
40代の妊娠、出生前診断は受ける?
私は今のところ出生前診断は受ける予定はありません。血液検査は簡単ですが、住む地域でやっている大学病院で20万円ほど。東京ですが、出生前診断をやっている病院はまだ少ないそう。
腹部エコー検診で何か異常が見つかれば羊水検査(確定診断)は受けるかもしれません。300人に1人、流産してしまうので慎重になります・・。何かあればパートナーの意見も聞いて決めたいです。
40代・妊娠5週目の胎児、子宮の様子
今回のエコー写真。胎嚢(たいのう)が子宮内に確認できました。心拍は6週目以降で、また来週。
子宮外妊娠の可能性もあるので早めに受診する
妊娠検査薬で陽性反応が出ても、正常に子宮内に着床しているとは限りません。子宮外妊娠で破裂して母体がキケンな状態になることも・・なので、妊娠陽性が出たら早めに受診して着床位置を確認するのが安心です。
子宮が大きい、子宮筋腫がちらほらある
エコー検査では、「子宮が一回りくらい大きい」こと「子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)」が数か所あることを指摘されました。
医師:子宮筋腫はあなたの年齢なら誰でもあっておかしくないし、妊娠出産にも何にも影響しない。子宮がちょっと大きい気がするけど、子宮筋腫の影響でしょう。
子宮筋腫は30代でも3つくらいある、と高度異形成を治療した後に指摘されていました。その後、なくなったけどまた出てきた模様。母も子宮筋腫を摘出していたので、ほぼ私もできる(と当時言われた)ので、あとは経過を診ていきます。
40代で出産することへの今の気持ち:まとめ
リアル知人より先にツイートしてしまいました・・。心拍確認後はリアルでも必要箇所にはお伝えしていきます。流産の可能性もあるし、結婚予定はないし、親は別の意味でも安定期に入ってからの報告になるかも。流産率の高い12週を越えたらまた考えます(#^^#)
Twitterで報告したのは、なくなるかもしれない命だからこそ。喜びも悲しみも生きていく上で避けられない傷も共有したい。
40代で出産しているママも周りにちらほらいて、彼女たちもリスクを感じながら妊娠生活を送っていたのだなぁ・・と。出生前診断を受けれる12週が近づいたら一度お話し聞いてみようと思います(#^^#)
40代といっても40歳と49歳ではまた違うでしょうし、出産リスクはどの年齢にもあること。
子育ての経験値がある分、パートナーや外部サービス、ママ友さんなど色んな人の手を借りて乗り切りたいです(#^^#)
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